抄録
K-002
ロボットにおけるアニメ顔キグルミデザインを適用した個性化の実現
吉岡大輔・地曳はるか(慶大)・山上紘世(豊橋技科大)・杉浦一徳(慶大)
 近年、工業製品としてのインダストリアルデザインに加えて製品の活用まで視野に入れた製品デザインが重要視されている。本研究では、差動二輪で移動可能なロボット「MASIRO」を製作し、アニメキャラクターに似たキグルミを被せることで、ロボットにおける個性の実現に取り組んだ。今回製作した「MASIRO」は手繋ぎ併走が可能で、手を繋ぐというアクションの他、2枚のLCDで表現されるアニメキャラクター特有の大きな瞳による豊かな表情を組み合わせることで、よりアトラクティブな体験へと高めた。この時、「MASIRO」がキグルミを装着した状態としていない状態で、見る人の感じ方が違うかを調査・分析を行いロボットに個性を与えることに迫った。