抄録
K-001
ハンドサインを記録した一人称視点映像からのノウハウ映像の生成
伊関信之・嶌田 聡(日大)
技能伝承やスキル獲得等の学習には映像がよく利用されているが,適切な素材映像の撮影および編集の負荷が大きいことが課題である.撮影の負荷については一人称視点映像を用いることで解決できる.著者らは一人称視点映像を有効に活用できる方法として手の平の重ね書きで映像シーンに対してメモを記録する方法を検討している.この方法では,メモの記録に時間がかかるので,映像編集に特化したハンドサインであれば作業に実施や見学中に付与することができる.本稿では,作業に立ち会う人の頭部に装着したカメラで撮影する一人称視点映像で素材映像を取得し,編集映像に採用する有効区間を示すハンドサインをその場で記録しておくことでノウハウ映像を効率よく編集する方法を提案する.