抄録
J-042
キーボード入力におけるミスタイプ分類と傾向の評価
小松龍生・中藤良久(九工大)
近年、我が国は高齢化が社会問題となっており、それに伴い高齢者の雇用も増加している。高齢者の8割がパソコンに触れる機会が多い仕事に就いている。しかし、パソコンの操作には正確さ求められるため、高齢者にとって作業が困難である場合がある。そこで我々は、パソコン操作の基本であるキーボード入力に着目し、入力時に発生するミスタイプの修正法の研究を行っている。今回はミスタイプを修正するための予備検討としてパソコン操作に慣れている若年層を対象に分析を行った。結果は被験者全員に共通の特徴が見られ、また、それぞれに特徴的なミスタイプも見られた。この結果から、修正には個人的な特徴の把握が必要であることが分かった。