抄録
J-040
簡易な教師無し会話活発度分類器作成のための話者交代時音響特徴量の抽出
西田 悠・中平勝子・北島宗雄(長岡技科大)
活発なコミュニケーションにおいて重視される項目として、発言者が偏っていないか、発言に対して応答があるか、などの項目が挙げられる。本稿では、コミュニケーション場における雰囲気推定の一歩として、場の活発度の判定指標に必要な特徴量抽出を行う。会話音声から話者交代を自動的に推定し、発話頻度や参加人数などから会話の活発度を簡易に算出することを考え、多量のデータを必要としない教師なしの分類器を用いて話者分類を行う。活発・非活発な会話の音声データから得た音響特徴量を利用し、分類に適した特徴量の種類や最尤値を求める。分類器の実装を行うことで、グループ学習や討論の場における場の活発度判定に応用可能である。