抄録
J-037
可視光カメラを用いたPLS回帰による瞳孔検出法
舘 和輝・森田悠生・高野博史(富山県大)
現在、瞳孔変動を利用した様々なシステムが開発されている。通常、瞳孔径変動の計測は、近赤外線カメラで撮影した目周辺の画像を用いて行う。しかし、近赤外線カメラは、一般的なPCや携帯端末に搭載されていない。そこで、本研究では瞳孔径計測システムの汎用化を目的とし、一般的なPCや携帯端末に搭載されている可視光カメラを用いて瞳孔径計測を行うシステムを開発した。本提案法では、撮影した画像から様々な色情報を取得し、PLS回帰を行うことで瞳孔径計測に最適な画像を生成し計測を行う。実験結果より、近赤外線カメラで計測した場合と同等の精度で瞳孔検出および瞳孔径計測ができることを明らかにした。