抄録
J-027
バーチャルリアリティ上で嗅覚に作用するインターフェースの研究
伊藤 誠・藤村真生・奥田竜次・江田 光(大阪工大)
本研究ではヘッドマウントディスプレイを用いたバーチャルリアリティ(以下VR)体験者に香りの掲示をすることでVRへの没入感を向上させることを目的とした。VRとは人体の五感を刺激することで現実には無い、あるいは形が異なるものと本質は同じであるような環境を作り出す技術の総称である。近年ではヘッドマウントディスプレイなどによる視覚、イヤホンやヘッドホンによる聴覚へのVRの研究、開発が進んでいる。しかしその他の感覚である味覚、触覚、嗅覚にはあまりアプローチができていない。今回の発表ではVR開発環境、インターフェースの設置位置について発表する。