抄録
J-025
スケッチによって描かれた絵の構成要素に基づく分類の試み
髙田友樹・笹倉万里子(岡山大)
本論文では,複数人に対してある物体の名称を与えて,それについてスケッチしてもらい,その絵の構成要素の違いによって描かれた絵を分類することを試みる.実験では「コップ」,「リンゴ」という名称を与えて,それぞれについて自由にスケッチしてもらい,それらの絵にどのような違いが表れるのかを調べる.画像間での構成の違いを表す類似度を用いて,絵の構成要素の種類と位置が同一であるものを同じグループに分類する.例えば,コップの絵を取っ手のついたグループと取っ手のついていないグループに分けることを目的とする.