抄録
J-024
画像の内容に対応した色彩補正モデルに関する考察
小島由梨乃(中大)・望月理香・渡辺昌洋(NTT)・趙 晋輝(中大)
ユニバーサルデザインの一環として、色弱者でも不自由なく閲覧できる画像補正技術はすでに実用化されている。その技術をデジタルサイネージなど様々な方が閲覧する媒体に適応する場合、一般色覚者・色弱者双方が見やすいと感じ、かつ画像に対して違和感を抱かないようにする必要があると考える。
そこで本研究では、違和感を与えない様に画像内の限定した部分のみの補正が可能な補正モデルを提案した。その上で、提案した補正モデルと従来の補正モデルを用いて、デジタルサイネージなどに映される食品画像や風景画像など複数のジャンルの画像を対象とし、それぞれの画像において、より違和感を与えない補正モデルについて比較を行った。