抄録
J-019
宅内の生活行動における温冷感の評価
田中友美恵・樋口 毅(三菱電機)
一般的なオフィス環境では、生産性向上を目的とした快適な空調環境の実現について研究されている。その一方で、一般住宅では、オフィス環境とは異なり、日常的に様々な生活行動が行われるため、居住者が求める快適な室内環境は行動により変化すると考えられる。
本稿では、宅内での生活シーンや状況に見合った快適な空間/時間を提供することを目的に、実在する住宅を利用し、3つの室内環境条件にて、被験者が掃除、視作業、洗濯、調理を行い、各行動前後の温冷感をアンケートによる主観申告と、体表面温度、心拍数から温冷感の変化を評価したので報告する。