抄録
J-018
生活行動とその実施様態の乱れによる心身の疲労検知
雲谷佳音・服部雄斗・島川博光(立命館大)
近年、働き方改革が提言されている一方で、長時間労働による疲労やストレスを感じる人が多い。本研究では家事と両立して働く人を対象に、家事の規則性のズレから本人が認知していない異常を知らせるシステムを提案する。加速度・位置センサによって行動や時間の規則性を見出し、その人の家事における正常状態の行動をモデル化する。正常状態の行動モデルと異なる行動をシステムが検知したとき、その人に肉体的疲労や精神的疲労があると判断する。このシステムにより日常生活の中から本人も認知していない肉体的疲労や精神的疲労を発見することができるため、疾患を未然に防ぐことができる。