抄録
J-013
フリックかな入力における個人特性と注視による影響の分析
横山 諒・加藤恒夫・山本誠一(同志社大)
ソフトウェアキーボードでの文字入力手法としてフリック式入力がある.本論文ではフリックかな入力における個人特性と視線が個人の特性に与える影響を明らかにするため,スマートフォンを用いてフリック式入力の実験を行った.18名の実験協力者から収集した入力情報の結果,指を離してから次のキーを押すまでの時間と入力速度に強い相関を見ることができた.さらに,その内の14名に視線追跡装置を装着して分析した結果,視線が入力誤りに影響を与えている可能性が示唆された.