抄録
J-012
LSTMを用いた手指軌跡の予測
瀬川 修(中部電力)
我々は、身体動作をリアルタイムにモニタリングし、機器等の誤操作につながる不適切な行動を未然に検出する要素技術について検討を行っている。一般に機器操作においては、手指の動きが重要と考えられることから、本稿では「手指の軌跡」をトラッキングと予測の対象とする。本稿では手指軌跡の予測手法として、LSTMによる方式を提案し、模擬的な操作ターゲットに対する軌跡予測の有効性を評価した。その結果、旧来の時系列回帰に基づく手法と比較してLSTMによる予測手法の優位性が確認された。