抄録
I-009
3Dデータを使用した入力線画に基づくワイヤーアート製作支援
大谷優志・倉田沙織・東海林健二・森 博志・外山 史(宇都宮大)
ワイヤーアートはワイヤーを用いて絵や物を表現する技法であり,インテリアとしての需要が高い.しかし立体物を表すワイヤーアートは設計図が描きづらく,初心者には製作が困難である.そこで本研究では,ユーザによる入力線をワイヤーとして表現し,それを基に立体のワイヤーアート製作を支援するためのシステムを提案する.立体的なデザインを可能にするUIを用いて,モデルとなる3Dデータを基に入力線を3次元化する.そして3次元化された入力線上の点を頂点群とする三角メッシュを生成し,元のモデルデータとの比較により線画の加筆,修正していく.これによりユーザの意図を反映した立体ワイヤーアート製作が可能になると期待できる.