抄録
I-007
少林寺拳法の動作評価の一手法
隅谷克己・村木祐太・西尾孝治・小堀研一(大阪工大)
近年,人体動作データを取得することができるモーションキャプチャシステムを用いてゲームや映画などの 3DCG の動作表現や,ゴルフなどのスポーツの動作解析などが行われている. ところで,日本発祥の武道の一つに少林寺拳法がある.少林寺拳法は他のスポーツに比べ競技人口が少ないため,指導者が限られているという問題がある.そこで本研究では,モーションキャプチャシステムを用いて少林寺拳法の動作を取得し,加速度,角加速度,標準偏差を用いて基本動作に分割し,構え姿勢や突き,受け,蹴り位置,各部位の移動順序,移動軌跡の比較を行うことで少林寺拳法の動作評価を行う手法を提案する