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近赤外線を含むカラー画像のスーパーピクセル分割を用いた色調補正手法の提案

◎宮尾　恵（東理大）・島田　裕（埼玉大）・谷口行信（東理大）

近年、防犯・監視を目的として、街中や車内等の様々な場所にカメラが設置されている。複数カメラ間で人物や物体の照合を行う際、近赤外線を含むカメラ画像の特性や撮影場所の相違が照合精度の低下の大きな要因となる。我々はすでに、カラーチャンネル間の相関を考慮したk近傍回帰に基づく色調補正手法を提案しているが、画像中の陰影や画素値の違いによる誤った近傍の選択により、補正画像にごま塩状のノイズが発生する問題があった。本研究では、画像をスーパーピクセルに分割し、スーパーピクセル単位で補正値を推定し、その色差を各画素に加算することで色調補正する手法について検討する。