抄録
H-028
カメラパラメータによる射影変換を用いた深層学習型物体検出の改善手法
段 清柱・福田 竣・村上智一(日立)
近年、深層学習などの技術進化により、監視カメラのリアルタイム認識による人物検出や不正挙動検知のニーズが高まっている。人物検出技術の代表としてSSDなどの検知手法は早い処理速度と高精度で実応用に適しているが、監視領域が奥行き方向に細長い場合、奥側の検知対象が非常に小さくなり検知率が低下する。この課題に対し、入力画像の前処理を追加することにより奥側の対象の検出精度を改善する手法を検討したので報告する。