抄録
H-026
深層学習を用いた屋外設置物を対象とした特定物体検出手法
重冨達哉・赤嶺有平(琉球大)・根路銘もえ子(沖縄国際大)
特定物体検出を行う際,対象とするインスタンスの学習データを十分に収集することが困難であることは多い.特に屋外に固定されている物体を対象とした場合,屋外環境下でより顕著となる天候要因による照明変動・隠れといった画像の変動などの「見えの変化」により,屋外では様々な環境下において多くの学習データ(画像)を収集する必要がある.本研究では,上記の状況の具体的なモデルとなる「屋外史跡を対象とした観光向けガイダンス表示ARアプリケーション」を実現することを目的とし,学習に十分なデータを収集することが困難な場合に有効な特定物体検出手法の開発を目指す.