抄録
H-020
表情計量に基づく個人間表情感覚の比較と変換
神藤真沙志・趙 晋輝(中大)
人はある表情から別の表情への変化を見たとき、表情の変化に気づく。
表情の変化を認識するタイミングは人によって異なる。
本論文ではそれらの個人差を求め、個人間の写像の導出方法を提案する。
提案手法は以下のステップで構成される。
(1)画像データの作成
(2)表情弁別閾(表情の変化したと認識した地点)の測定実験
(3)表情弁別閾から楕円を推定
(4)複数人の表情弁別楕円から楕円間の写像を導出
本研究では、これらのステップを実際のデータに適用し複数人の実験を行った後、個人間の感覚の違いを比較し考察した。