抄録
H-012
俯瞰合成映像におけるカメラ位置ずれ補正手法の検討
岡原浩平・深澤 司・古木一朗(三菱電機)
複数カメラの映像を用いた俯瞰合成映像を生成することで,広域エリアの状況を一瞥に把握できる.通常,俯瞰合成映像の位置合わせに必要なカメラの外部パラメータの校正作業は,カメラの設置時に実施するため,自重や外乱によりカメラの位置姿勢が変化した際には俯瞰合成映像に位置ずれが発生する.位置ずれの補正には,再度カメラの外部パラメータの校正作業が必要となるが,本作業は時間を要することに加え,カメラの設置場所によっては校正作業を実施することが難しい場合もある.本稿では,カメラの位置姿勢が変化した際に,外部パラメータの校正作業を実施することなく,俯瞰合成映像の位置ずれを補正する手法について述べる.