抄録
H-002
疾走動作の段階的改善を目的とした教師なし学習による類似動作検出法の検討
徐 燦振・佐羽内雅人(早大)・小方博之(成蹊大)・大谷 淳(早大)
近年、画像処理分野において機械学習を用いて人間の動作を評価する自動教師システムが注目されている。同システムにおいて、従来方法では点数の低い動作における改善点の全てを指摘しているが、一般的に全ての改善点を同時に改善することは困難である。この問題を解決するためには、全ての改善点の中で現時点の動作よりも一段階上の動作への改善を促すことで徐々に動作を改善していくような方法が望ましいと考えられる。本論文では、短距離走における疾走動作を題材にこのような一段階上の動作を目指すようなシステムにおいて必要不可欠な類似する動作の検出方法について教師なし学習のクラスタリングといった手法を用いて検討している。