抄録
G-015
時系列勾配方向特徴量を用いたスコアレベル融合による瞬き認証
高野渓介・高野 梓・高野博史(富山県大)
昨今、高精度且つ継続的な生体個人認証法が必要とされている。本研究では、非接触かつ継続認証が可能な方法として瞬き動作による個人認証を提案する。認証に用いる特徴量として、30fpsカメラで撮影した瞬き映像より算出した目頭周辺領域、虹彩周辺領域及び目尻周辺領域における勾配方向特徴量の時系列波形を使用した。2種類の瞬きに対し、各領域の勾配強度及び勾配方向の時系列波形を使用したDTWによるマッチングを行った。マッチングによって得られたスコアを複数領域で融合することで、認証精度の向上化を図った。