抄録
G-014
複数の視線特徴を組み合せた個人認証法
田川風音・高野博史(富山県大)
近年、スマートフォンが普及し、個人情報の漏洩が問題となってきている。それに伴い、セキュリティの向上が必要である。現在のスマートフォンに用いられているセキュリティは、指紋認証や顔認証である。しかし、これらの認証方法は一度偽造されると、変更が困難であるという問題点がある。視線などの行動的特徴は偽造されにくいという特徴がある。そこで本研究では、視線移動範囲が狭い場合でも、視線認証が可能となる手法の開発を目的とした。そこで、本研究では3種類の認証法を用い、、認証精度をEqual Error Rate(EER)によって評価した。また、それぞれの認証法で得た類似度をスコアレベル融合することにより、認証精度が向上するか調査した。