抄録
G-012
舌の形状統一化のためのpix2pixを用いた二値化舌画像の生成
長谷川豊・綱島克幸・森康久仁・中口俊哉・須鎗弘樹(千葉大)
舌診において,舌の部位に臓器の状態が反映されていると考えられており,主観ではなく,医工学として客観的に診断する研究が知られている.機械学習を使って客観的に診断するため,舌画像の形状を統一する必要がある.その方法の1つに,Thin Plate Splineを利用する手法がある.そこでは舌の重心を利用するため,舌を白く,それ以外を黒くした二値化舌画像を作成する必要がある.現状ではその作成は手作業のため,時間がかかる.
そこで,本研究では画像生成アルゴリズムであるpix2pixを利用し,自動的に二値化舌画像の生成を行う.その結果,手作業で作成したものと遜色ない二値化画舌画像を生成できることを報告する.