抄録
F-006
複合機の故障における特徴抽出への機械学習の適用
稲木達哉・高 明淑(東芝)
近年、複合機の遠隔保守サービスで収集されたデータを活用した故障分析技術の開発が進められている。本研究では、エンジニアによる故障調査の支援に向けて、故障時のデータから故障機体の特徴を抽出するため、機械学習の手法を適用した。遠隔保守サービスの故障時のデータから対象故障とその他の故障とを判別するモデルを構築、そのモデルに含まれる変数を抽出し、故障機体の特徴として過去の故障事例と比較した。モデル構築手法に、ランダムフォレストと正則化項付きロジスティック回帰を用いた結果、既知の原因特徴を抽出できることを確認した。