E-026
リズム認識に関する基礎研究

○堀川澄弘（AIカルチャー）

音楽理解の研究においては音楽の3要素である、リズム・メロディー・ハーモニーの認識が課題となっている。著者は音楽理解によって音楽療法の習得方法を提案することを目的としている。本研究は音楽理解の第一歩であるリズム認識に焦点を当て、過去の研究を調査しその成果を参照しながら日常生活おける人間のリズム認識方法を観察した。本研究では特に２歳児から高齢者までの水中運動をしているときのリズム認識を対象とした。被験者がリズムを認識できたか否かは各人の身体の動きから判断した。その結果、音楽を聴き慣れた人の動きがより円滑であった。ＢＧＭのリズム認識にはリズムを特徴付ける音の聞き取り能力を要すると考えられる。