抄録
E-023
Residual CNNを用いた楽曲コード進行推定法
中山翔太・荒井秀一(東京都市大)
音楽情報検索の課題の一つにコード進行推定があり, 盛んに研究されている.近年,コード進行推定に対して多くのディープラーニングのモデルが提案されている.しかし提案されているどのモデルもネットワークの層が浅く,ディープラーニング本来の性能を引き出していないと考える.そこで本稿では,Residual Network(Res Net)に着目し,深いネットワークの学習を可能にする.ResNetは隠れ層を深くするほど精度が上がると言われる手法であり,ResNetとConvolutional Neural Network(CNN)を組合せたコード進行モデルを提案することで、更なる精度向上を目指す.