抄録
D-006
頻出長時間エピソードを用いた生活比較に関する一考察
中山恭明・新谷隆彦・大森 匡・藤田秀之(電通大)
近年、人の生活に関する情報であるライフログの収集と活用が進められている。我々は、リストバンド型センサを用いて腕の動きを長期間、連続して測定することで運動データを収集している。これまでに運動データを解析することによって人の生活を比較する手法の研究を進めてきた。この手法では、行った回数が多い行動に相当する頻出エピソードを用いて2つの期間の生活を比較した。しかし、人の生活においては回数が多いだけでなく長い時間を占めた行動も人の生活を特徴づける重要な情報である。そこで、本研究では、継続時間を考慮して抽出した長い時間を占めた行動に相当する長時間エピソードを用いた生活の比較を試みる。