抄録
CO-009
ゲリラ豪雨に関するツイートからのバースト検知
藤田拓也・稲毛惇人・大枝真一(木更津高専)・中谷 剛(防災研)
防災科学技術研究所(NIED)では,XRAINデータ等を活用して,ゲリラ豪雨などによる深刻な水害の早期警戒に役立てようとしている.しかし,ゲリラ豪雨の気象学的な定義はなく,人々が遭遇する突発的な局地的大雨をゲリラ豪雨と判断することが多い.そこで,Twitterから雨に関するツイートを抽出して,実際に人々がゲリラ豪雨に遭遇したかどうかを判定することを目的として考えている.しかし,ツイート内容に「大雨」「豪雨」「ゲリラ」などの単語が含まれているからといって,そのツイートが本当にゲリラ豪雨に遭遇した時刻のものであるとは限らない.そこで,本研究では雨に関するツイートのタイムスタンプを時系列データと考え,バースト検知を行い本当のゲリラ豪雨であるかどうか判定を行う.また,バースト検知された時刻のツイート内容を解析して,どのような表現がなされているか調査する.