抄録
CM-005
車載スモールセル基地局における歩車間通信特性
丸田一輝(千葉大)・中山 悠・本田一暁(neko 9 Laboratories)・久野大介(阪大)・安 昌俊(千葉大)
増大するモバイルトラフィックを限られた周波数資源下で効率的に収容する手段としてスモールセル化が有効である.一方,モバイルトラフィックは時間的に変動することから高トラフィック領域のみに着目したスモールセル基地局の展開は設備効率の観点から改善の余地がある.そこで著者等は基地局機能を移動体に搭載した自律移動型モバイルネットワークを提案している.その一形態として自動車を対象とした車載型スモールセル基地局について,歩道に位置するユーザとの接続性についての評価を行った結果を本稿では報告する.