抄録
CM-003
仮想化によるIoTデバイスのセキュリティ実現方式
大谷 武・松倉隆一・角田 潤(富士通研)
近年,製造業へのIoT(Internet of Things)の導入が進んでいる.製造業では,IoTデバイスがマルウェアの被害に遭うと,生産ラインの停止,大型生産設備の破壊,人命の危機など,甚大な被害が発生するため,セキュリティ対策が強く求められている.しかし,IoTデバイスは,低スペックである,ライフサイクルが長いなどの理由から,PCのようなセキュリティ対策を施すことができないなどの理由から,安全に運用することが困難である.そこで,ゲートウェイが,IoTデバイスを,セキュリティ機能を持つデバイスに仮想化し,アプリケーションに利用させることで,IoTデバイスの安全運用を可能にするセキュア仮想デバイス管理方式を提案する.