抄録
CA-002
遺伝的プログラミングに基づく物体の外枠抽出ルール生成法
上田 凌・小野景子(龍谷大)
画像単位での画像セグメンテーションは輝度変化に基づくエッジやフィルタバンクの各フィルタ応答に基づいて行われるが,雑音や多数の局所解による影響をうけやすい.遺伝的プログラミング(GP)は,解構造を木で表現できる最適化アルゴリズムであり,大域最適解を得ることが難しい問題に対する,高い探索能力と汎用性を持つ.GPによるセグメンテーション法の検討はフィルタ設計を関数同定問題として捉えた手法などがあるが,解の可読性が悪い.本研究では,If-Thenルールに基づく手法構築を目指し,その第一歩として,GPによる画像領域推定のための物体の外枠抽出ルール生成法を提案する.