抄録
C-022
論理再合成における遅延時間抑制に有効なRECONスペアセルの概略配置手法
明石淳平・澤井剛史・廣瀬哲也・黒木修隆・沼 昌宏(神戸大)
LSI設計過程で発生する設計変更要求(ECO : Engineering Change Order)に伴う仕様変更を配線層の修正のみで実現する論理再合成における最大遅延時間の抑制を目的として,レイアウト設計時に予め埋め込まれる RECON(Reconfigurable)スペアセルの概略配置決定手法を提案する。提案手法では,初期配線混雑度抽出処理と論理再合成試行結果解析処理によって得られた情報をもとに,RECONスペアセルの概略配置を決定する。提案手法を実装・評価した結果,約半数の例について最大遅延時間短縮効果が確認された。