抄録
C-021
4CH出力CNNを用いた超解像処理のハードウェア化
鈴木洸陽・澤井剛史・廣瀬哲也・黒木修隆・沼 昌宏(神戸大)
高品質な2倍拡大超解像処理を実現する4CH出力CNNをFPGA上で効率よく実現するために,畳み込み処理の並列化や回路の再利用を行うことで,少ないリソースで高速動作を可能とする2種類のハードウェア構成を提案する。フィルタサイズ可変の畳み込み回路を用いて第2層目と第3層目で畳み込み回路を共有することで,DSP等のリソースを約10% 削減可能であることを確認した。さらに,4CH出力CNNを用いた超解像の処理時間に関して,ソフトウェアと比べて,約5.5倍の高速化が可能であることを確認した。