抄録
C-014
組込み開発向け言語mrubyのFPGAへの実装
前田洋征・田中和明(九工大)
近年の組込みシステムは、様々なモノがインターネットに接続され相互に通信を行うIoT (Internet of Things) 化が進むなど多機能化、高機能化が進んでいる。その結果、開発規模が拡大し開発期間の長期化が問題となっており、開発効率の向上が求められている。そこで、簡潔な文法で開発効率の良いRubyを軽量化し、組込みソフトウェア開発にも利用可能にしたmrubyが開発された。本研究では、ソフトウェアで実現された機能をハードウェア化することで性能向上できる技術に着目し、FPGA上でのmrubyの実行を可能にした。本稿では、その実装手法と性能評価について述べる。