抄録
C-007
ビアオープン故障を考慮した重み付き故障カバレージに関する一考察
小林泰生・岩崎一彦(首都大)
ビアオープン故障を考慮して重み付き故障カバレージを求める手法に関して次の2項目を示す.(1) ビアオープン故障のモデルとしてビア貫通部のオープン故障およびビア上下の金属配線部分のオープン故障が考えられるが,これらは同じ数式上として評されることを示す.(2) ブリッジ故障を検出するテストパターンでほとんどのオープン故障を検出することが知られているが,残存するオープン故障を検出するテストパターンを最後に追加する場合とブリッジ故障テストパターンに追加する場合を比較すると,後者のほうが若干ではあるが得られるテストパターン数が小さくなることを示す.