抄録
C-004
動的部分再構成技術を用いた専用計算機システムの開発
廣田祐輔・佐藤紘将・山本洋太・増田信之(東理大)
近年,生命科学,天文学分野など様々な科学技術分野でシミュレーションが行われており,研究開発のコスト削減や時間短縮のために計算処理の高速化が求められている.この問題を解決する一つの手法として,FPGAを用いた専用計算機システムの開発がある.FPGAはシステムの仕様変更などに応じて回路の再構成が可能であるが,再構成するにはシステムの電源を切る必要がある.動的部分再構成技術を用いることで,システム全体を停止させることなく回路ブロックの一部を再構成することが出来る.本研究では,動的部分再構成技術を使用し,計算機システムの高速化についての検討を行った.