抄録
C-001
Redis向けYCSBベンチマーク実行時のFPCによる消費電力削減
馬場裕之(福岡大)・寺﨑雅紀(ティーネットジャパン)・請園智玲・佐藤寿倫(福岡大)
世の中にあふれるデータ量は日々増加し,それにともないデータ処理にかかるコストも増
加し続けていくことが予想される.データは参照するだけで電力を消費するため,データ
量の増加にともない消費電力も増加し,コスト増加の大きな要因となる.そのため,デー
タ処理を業務とする企業にとっては重要な課題となる.本研究はこのデータアクセスの際
に消費される電力に着目する.本研究は,現実的なデータアクセスを発生させるために,Redisと呼ばれる主記憶データベースシステムをFlashメモリ上に構築し,実際のアプリ
ケーションを想定したworkloadを実行する.このとき,FPCと呼ばれるバッファリング
機構を備えたアーキテクチャによる消費電力削減効果を検証する.