抄録
B-001
統合陸域モデルILSと大気モデルの結合
荒川 隆(高度情報科学技術研究機構)・新田友子(東大)・鳩野美佐子(東北大)・竹島 滉・芳村 圭(東大)
陸域は、大気の下部境界であると同時に人間を含めた様々な生物の生息圏であることから、自然や社会に直接的な影響を及ぼす。そのため、陸域のシミュレーションは、気象気候の再現や予測のみならず気候変動に対する影響評価や適応策の策定など、人間社会に直接影響するきわめて重要な役割をもっている。このような背景から、現在、東京大学を中心として、統合陸域モデルILSの開発が進められている。昨年度のFIT2017ではILSの構成と計算性能について報告したが、本大会ではILSの具体的な適用事例として大気モデルとの結合について報告する。