抄録
A-013
最大クリーク問題に対する反復局所探索法における多様化戦略の導入
金原一歩・片山謙吾・岡野傑士・西原典孝(岡山理大)
最大クリーク問題(maximum clique problem,MCP)に対して,反復局所探索(Iterated local search,ILS)にk-opt局所探索法(k-opt local search,KLS)を導入した反復k-opt局所探索法(IKLS)は良好な解を算出することが可能である.しかしながら,良質な解を算出する前に,局所解に陥り探索が停滞することがある.その問題を解消するために多様化戦略を導入した反復局所探索法(提案IKLS)を提案する.従来IKLSとの性能比較実験を通して,多様化戦略を導入した提案IKLSの有効性を示す.