イベント企画
オープンデータ活用の最前線 -デジタルプラクティスライブ-
9月12日(火) 15:30-17:30
第2イベント会場(2号館221号講義室)
【セッション概要】 デジタルプラクティスは、情報処理学会のIT技術者向け論文誌である。情報処理学会の全国大会及びFITにおいて最近の特集テーマから関心の高いものを選びデジタルプラクティスライブとして、講演及びパネル討論を通してテーマに関する議論の深堀を行っている。今回は、オープンデータの活用の状況、今後の展開についてさまざま立場の講演者から講演を頂き、さらにパネル討論により理解を深める。
司会:吉野 松樹((株)日立製作所 IoT・クラウド事業部 シニアプロジェクトマネージャ)
【略歴】 1982年東京大学理学部数学科卒業。同年、(株)日立製作所入社。1988年米国コロンビア大学大学院修士課程修了(コンピュータサイエンス専攻)。2011年大阪大学大学院情報科学研究科博士後期課程終了。 博士(情報科学)。情報処理学会フェロー。IEEE、電気学会会員。2015年~情報処理学会デジタルプラクティス編集委員長。
15:30-15:35 挨拶
吉野 松樹((株)日立製作所 IoT・クラウド事業部 シニアプロジェクトマネージャ)
【略歴】 1982年東京大学理学部数学科卒業。同年、(株)日立製作所入社。1988年米国コロンビア大学大学院修士課程修了(コンピュータサイエンス専攻)。2011年大阪大学大学院情報科学研究科博士後期課程終了。 博士(情報科学)。情報処理学会フェロー。IEEE、電気学会会員。2015年~情報処理学会デジタルプラクティス編集委員長。
15:35-16:00 講演(1)
平本 健二(内閣官房/経済産業省 政府CIO補佐官/経済産業省CIO補佐官)
【概要】 政府は、IT戦略である世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画を推進しており、その中で、デジタル・ガバメントとオープンデータを重要な柱と位置付けている。本講演では、その考え方と具体的な取り組み方策について解説する。
【略歴】 電子行政、オープンガバメント等を担当。行政の既存の枠組みでは解決できなかった課題を、調査、検証からサービス展開まで一貫プロジェクトとして実施。国・自治体を通じた調達情報、制度情報総合サイトの構築・運用をするとともに、文字、語彙、コード等の基盤整備、webサイトの抜本的な見直し等、オープン・ガバメントを総合的に推進。東京大学等で次世代人材の育成も推進。情報処理学会シニア会員。
16:00-16:25 講演(2) IMI共通語彙基盤のオープンデータへの応用
加藤 文彦(国立情報学研究所 情報プリンシプル研究系 特任研究員)
【概要】 オープンデータにおける大きな問題の一つが、各データで用いている用語の表記や意味及びデータ構造が異なるため、横断的に用いるのが難しいということである。IMI共通語彙基盤はデータの相互運用性を向上させるためフレームワークであり、データを表現するための共通の語彙やデータモデル記述などを整備している。本講演ではIMI共通語彙基盤の概要とオープンデータにおける利活用事例を紹介する。
【略歴】 2004年 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学大学院助手、同大学大学院助教、未来技術研究所、 情報・システム研究機構 特任研究員を経て、2016年より国立情報学研究所 特任研究員。オープンデータやLODの研究開発に従事。IMI検討部会委員。
16:25-16:50 講演(3) 気象データとその新しい利活用にむけて
越塚 登(東京大学 大学院情報学環 教授/気象ビジネス推進コンソーシアム会長)
【概要】 気象データは社会や生活のあらゆる面の基盤である。現在気象庁等、多くの組織が気象データの利活用を進めているが、これまでは気象条件が極度な影響を与える分野に限られていた。現在ではあらゆる経済活動に影響することもわかってきており、そこで気象庁が中心となり、気象ビジネス推進コンソーシアムを設立し、様々なビジネス分野での利活用を推進している。本講演では本コンソーシアムの活動を紹介したい。
【略歴】 1994年東京大学大学院理学系研究科博士課程終了、博士(理学)。東京大学大学院人文社会系研究科・助教授等を経て、2006年4月より大学院情報学環・学際情報学府教授。2002年3月より、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所・副所長を兼務。2016年4月より、東京大学大学院学際情報学府 総合分析情報学コース長。
16:50-17:30 パネル討論 オープンデータ活用の今後の展開と課題
モデレータ:萩野 達也(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)
【略歴】 1981年3月京都大学理学部卒業。1983年3月京都大学大学院理学研究科数理解析専攻修士課程修了。1986年9月エジンバラ大学理学部計算機科学科理論Ph.Dコース修了。1987年10月京都大学大型計算機センター助手。1990年4月慶應義塾大学環境情報学部専任講師。1992年4月同助教授。2001年4月同教授、現在に至る。2011年~2016年Linked Open Data Challenge Japan実行委員会委員長。
パネリスト:平本 健二(内閣官房/経済産業省 政府CIO補佐官/経済産業省CIO補佐官)
【略歴】 電子行政、オープンガバメント等を担当。行政の既存の枠組みでは解決できなかった課題を、調査、検証からサービス展開まで一貫プロジェクトとして実施。国・自治体を通じた調達情報、制度情報総合サイトの構築・運用をするとともに、文字、語彙、コード等の基盤整備、webサイトの抜本的な見直し等、オープン・ガバメントを総合的に推進。東京大学等で次世代人材の育成も推進。情報処理学会シニア会員。
パネリスト:加藤 文彦(国立情報学研究所 情報プリンシプル研究系 特任研究員)
【略歴】 2004年 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同大学大学院助手、同大学大学院助教、未来技術研究所、 情報・システム研究機構 特任研究員を経て、2016年より国立情報学研究所 特任研究員。オープンデータやLODの研究開発に従事。IMI検討部会委員。
パネリスト:越塚 登(東京大学 大学院情報学環 教授/気象ビジネス推進コンソーシアム会長)
【略歴】 1994年東京大学大学院理学系研究科博士課程終了、博士(理学)。東京大学大学院人文社会系研究科・助教授等を経て、2006年4月より大学院情報学環・学際情報学府教授。2002年3月より、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所・副所長を兼務。2016年4月より、東京大学大学院学際情報学府 総合分析情報学コース長。