抄録
O-020
人気コンテンツの情報伝搬に関する検討
小嶋仁子・吉開範章・栗野俊一(日大)
本研究の目的は、ユーザから要求されるコンテンツの予測方法の確立である.そのためには、まず、人気コンテンツの発見プロセスを把握することが不可欠である.そこで、Twitterにおいて、対象コンテンツを人気アーティストのYouTube動画とし、そのURLを含んだツイート情報、かつ観測データに動画配信日が含まれているようなデータを収集し、すでに人気が出たコンテンツの情報伝搬がどのように行われたかを調査した.その分析の結果、人気コンテンツの発生には、特定のユーザが影響力を持つことが明らかになった.その影響力のあるユーザの特徴として、フォロワー数が多く、動画配信日に発言をしているユーザが多いという結果が得られた.