抄録
O-016
アカデミックプラットフォームを目指した研究支援ネットワークシステムの開発と評価
北池秀次・吉田英次(徳島大)
研究成果を持続的に創出し,複雑化する学問領域に対応していくには,研究組織による共用および教育研究の基盤で設備機器の共用を促進していくプラットフォームが不可欠である.
徳島大学では,これまでにも学部ごとでWebによる共用システムを運用していたが,平成21年度から全学で所有する設備機器の共同利用と教育研究支援を促進するために,研究支援ネットワークシステムを開発し運用を行ってきた.本稿では,アカデミックプラットフォームへの要件を定義し,利便性の向上だけでなく共用システムとしてのリユースおよびリサイクルフローの確立を提案する.そのシステムを開発・構成することで,設備機器の運営を支援し,教育・研究と共同利用の好循環を実現する共用システムとして評価する.