抄録
N-017
動画を用いた危険予知トレーニングシステム - 視線特徴から見たベテランのリスク認知の特徴
藤田裕司(九工大)・中村 潤(芝浦工大)・久代紀之(九工大)
工事現場・建設現場では危険予知トレーニング(KYT)は重要な安全教育の1つである。しかし、KYTはイラストで行うため、周辺情報や時系列情報を表現することが難しく、また教育ではイラストで問題となる箇所を指摘するだけで、なぜ着目したのかが深く語られないため知識として伝搬することが難しい。
本研究では、現場のベテランの視線情報を分析し、周辺視や先読みをするといった行動の重要性を確認する。
そしてベテランの視線特徴を組み込み、周辺情報・時系列情報を含む、作業風景の動画を用いたKYT実現のための教育ツールの開発することで安全教育の支援を行う。