抄録
N-012
ADHD児の為の九九学習ゲームの開発
門脇和央・縄手雅彦・伊藤史人・金子和弘(島根大)
ADHD(注意欠陥/多動性障がい)の傾向がある児童・生徒は,学習時や訓練時において,多動性や衝動性が原因で課題に対して真面目に取り組まない、途中で投げ出してしまうといったことが多い.そのため、健常な児童・生徒より学習の遅れが生じることがある。この問題を解決する為に、児童・生徒の興味を引き出すような学習ゲームが有効であると考えられている。そこで我々はADHDや学習障害の児童の多くが苦手とする九九を題材としたアクションゲームを開発し、単純な九九のゲームとの比較および効果の検証を行った。