抄録
N-004
個人の認知分析に着目した協調学習を支援するグルーピングシステムの開発
丸山美紀(サイバー大/キューベリー)・中谷祐介(サイバー大)
協調学習を行う際には、社会的カテゴリーやランダムによるグルーピングが行われることが多い。しかし、これらのグルーピングは失敗につながりやすい現状が見られる。本研究では、協調学習における議論が活性化するグルーピングの自動化を目的とし、個人の認知分析に着目したグルーピングシステムの開発を行った。分析とグルーピングは社会心理学などの理論を基にした。分析のための評価入力は従来の7件法を使用せず、数値に差が出やすい0~100%の範囲で感覚的に入力ができる方法を採用し、より個人の性質が表れやすくなるように試みた。本稿では、開発したシステムの説明と学生を対象に行った実験考察を報告する。