抄録
N-002
授業補助のために板書の一部を提示し続ける支援表示システムBadgeの提案
土江田織枝・山田昌尚・林 裕樹・飛世賢宏(釧路高専)・宮尾秀俊(信州大)
板書は通常,書くスペースがなくなると,「説明に使い終わった箇所を消し,その空いたスペースに次の内容を書く」を繰り返して行うが,後の説明にも使いたいと思う内容は消さずに残しておきたいときがある。しかし,それらが書いてある位置によっては,消さずに残したままでは,新たに書き加えた内容の邪魔になり内容がわかり難くなる。そこで,授業補助のために板書の一部を一時退避して提示し続ける支援表示システム「Badge」(Board-writing Assistance Display for Global Education)の構築を研究の目的とする。本論文では「Badge」構築のための基礎研究について述べる。