抄録
L-013
コンテンツ指向ネットワークにおける飛行ルータの移動経路に関する考察
米田美波・小板隆浩(同志社大)
現在、災害時における情報通信の課題に対して、コンテンツ指向ネットワーク(Content Centric Networking :CCN)の研究が盛んに行われている。CCNとは、経路制御にコンテンツの名前自身を用いて、よりフレキシブルな経路制御を行うネットワークアーキテクチャである。CCNの中継転送方式であるメッセージフェリー方式では、互いに通信接続されていない地点間をフェリーが巡回し、データの交換を可能にする。本研究では、メッセージフェリーにUAVを用いて、一定時間内のコンテンツ到達率の向上を目的とし、UAVの移動経路について考察する。また、コンテンツ到達率の定量的評価法について検討し、移動経路の影響について検証する。