抄録
K-022
プログラミング学習支援における問題自動生成に関する基礎的検討
野上裕二・納富一宏(神奈川工科大)
入門者を対象としたプログラミング教育では,アルゴリズムの理解やプログラミング言語の文法の理解が必要不可欠である.さらに,具体的なソースプログラムのコーディング方法やスタイルを学ぶことが実践的なプログラミングをマスターする上では重要となる.多くのサンプルプログラムを読解したり,プログラムの記述の仕方を真似たりすることが初期の学習の基本となる.筆者らは,コメント付きのソースプログラムから学習用の空欄補充問題を自動生成することに関して,基礎的な検討とオンライン学習システムの開発を行っている.本稿では,初学者を対象としたプログラミング学習における空欄補充問題の自動生成手法の提案を行う.