抄録
K-013
視覚障がい者用スマートフォン操作支援システムの検討
鳥越大貴・中藤良久(九工大)
現在、スマートフォンの急速な普及に伴い、日常生活における利便性は大きく向上している一方、視覚障がい者へのスマートフォン普及率は低い。これは、画面構成の把握が困難であるため、タッチパネルのどこを操作したら良いか分からないためである。そこで、視覚障がい者が入力イメージを掴みやすいタッチスクリーンアプリ(外殻アプリ)を作成し、実際に使用するアプリに被せることで入力を支援する方法を提案する。システムの動作としては、音声による操作案内に対して、ユーザは常に同じレイアウトで文字入力を行い、単語を選択していくことで目的を達成する。提案法と従来法との比較を行った結果、提案法の大幅な操作時間の減少を確認した。