抄録
K-008
ユーザー参加型バリアフリーマップ「WheeLog!」の開発
伊藤史人(島根大)・織田友理子・織田洋一(PADM)・吉藤健太朗(オリィ研)・林雄二郎(PADM)
バリアフリーマップはスマートフォンの登場で形を変えつつある。しかし、これまでのバリアフリーマップは、ユーザーからの能動的な情報のみだけ取得してきた。たとえば、お店などのスポット情報がそれにあたる。本システムは、既存のバリアフリーマップの機能を踏襲しつつ、これまで使われてこなかった「走行ログ」を記録する機能を中心に、位置情報を付加した「つぶやき」などにより、フィールドにおけるユーザーの行動をより多く抽出できるものとした。「走行ログ」を地図上に重層することで車いすが通れる情報が可視化される。本報告では、システムの紹介を含め、そこから得られるビッグデータの取り扱いについて紹介する。